実は「確定申告にメリット」が
ナイトワークで働く人が意外とおろそかにしがちなのが、税金周りの話です。確定申告をしていない女性も結構多いですが、これが実は自分とってプラスにはならないという話をしたいと思います。
ちなみに銀座の高級クラブのホステスなどは、大半のホステスが確定申告をしているという事実があります。
税金とか確定申告という単語を聞いただけで逃げてしまう女性もいますが、ぜひ最後まで読んでいただければと思います。
そもそも「確定申告」って何?
所得がある人は、所得税や住民税などの税金を納める義務があります。そのため働く人は1年ごとに基本的に所得税の確定申告をする必要があります。
お店に雇われて従業員として働いているキャストの場合は、お店から給与所得をもらうことなり、その場合お店が代わりに年末調整をして税額の精算をしてくれます。10%天引きされているかと思いますが、これが税金の分になります。お店は報酬を元に一定の計算を行い、計算額の約10%にあたる金額を預かり、キャストのかわりに納付します。これが「源泉徴収」に該当します。
本来納める所得税は、所得に対してかかる税金のことです。そして所得は報酬から必要経費を差し引いた金額のことで、所得が減れば所得税も減るので、お店が代わりに納付した金額と差が出ます。
なので、確定申告で正しい所得税額を申告・納税する必要があるのです。
通常であれば10%引かれた部分の大半が返って来ます。
確定申告が必要な理由
実は知らない女性が多いですが、確定申告していないと大変なことになり、税務署は最長7年分をさかのぼって調べられるので、所得があったのに納税していなければ、過去の分も支払うことになります。
税金だけではなくペナルティーとして、本来の税額以外に「無申告加算税」が。悪質な場合は「重加算税」、そして納期限までに税金を納付しなかったので「延滞税」が課税されるので、納税額はかなり膨らみます。
無申告で1番重い罰則としては、10年以下の懲役もしくは1000万円以下の罰金、またはその両方が科せられます。
そこまで罰則を受けるのは相当稼いでいる人なので、初心者の間は関係ありませんが、税金だけは請求されます。もともと必要ない分まで支払うことにならないよう、確定申告する必要がある人はきちんと申告しましょう。